日中平和80年連続ワークショップ開催のお知らせ

日中関係論壇×日中学生会議×慶應義塾大学東アジア研究所 背景: 2025年は、日中戦争及び第二次世界大戦が終結して80年目にあたる。人の一生に相当するような歳月の間、隣り合う日本と中国は平和を守り抜いてきました。これは当たり前のように思えて、実は尊いことなのではないか。混乱と戦闘の只中にある今日、「日中平和80年」を考えることは、これからの日本と中国、東アジア、ひいては世界の平和を築いていく上での示唆を与えてくれるだろう。概要:当イベントは、3回のワークショップとそれらの集大成としてのシンポジウムにより構成する。 👥開催形態•場所対面及び Zoomでのオンライン形式会場:慶應義塾大学 三田キャンパス東館校舎6階 G-Lab 🗓開催日第1回:4/19(土) 「エコノミック・ステイトクラフトと日中関係―過去と現在」 第2回:5/24(土) 「情報と外交・安全保障―政治の役割・メディアの役割」第3回:6/21(土) 「法曹、文化、青年交流―民間交流の意義」最終シンポジウム:8/2(土) 「戦後80年:日中の「戦略的互恵関係」と平和をどう構築するか―政・官・民とメディアの役割」 🎯参加対象どなたでもお申し込み頂けます 💰参加費無料📌申込締切: 先着50名様まで申し込みリンクはこちらhttps://forms.gle/xfNRss8g18XEQ2gN7 🎤お問い合わせjcsc44th@gmail.com

LinkedIn Student CAREER WEEK 2025にコラボ出店決定!!

LinkedIn Student Career Weekにて、日中学生会議×リードアジアがコラボし、「未来の食は大丈夫?「食」の課題解決を話し合おう!!」というイベントを開催いたします!農林水産省の大臣官房秘書課の方と日本の食の課題と解決法について考えます。 LinkedIn Student Career Weekとは、学生が国内のキャリアだけでなく、将来的にグローバルなキャリアを視野に入れられるよう、自身を深く理解し、世界に広がるキャリアの可能性を探求するための特別なキャリアイベントです。 📍場所:マイクロソフト品川オフィス📅日時:4/19 12:00~13:00💰参加費:無料👥 登壇者:農林水産省 大臣官房秘書課(3名) 🗓 アジェンダ・オープニングトーク(イベント概要説明)・登壇者紹介 & 国で働くとは?・ワークショップ(日本の食の課題と解決策を考える)・Q&Aセッション ✨ こんな方におすすめ! ✨・「食」の社会課題を解決したい!・SDGsに興味がある!・農林水産省について知りたい! 毎日の食事、当たり前になっていませんか?皆さんに欠かせない「食」は国際情勢や気候変動など、さまざまな課題に直面しています。日本や世界の「食」の未来 について、 農林水産省の職員 と一緒に課題解決のためにできることを考えてみましょう! 【申し込み方法】 ①LinkedIn STUDENT CAREER WEEKに参加登録する。 ②登録後、手順に従って「未来の食は大丈夫?「食」の課題解決を話し合おう!!」という本イベントに申込をする。 分からないことがありましたら、jcsc44th@gmail.comまでお問い合わせください。

第44回日中学生会議 分科会

 日中学生会議の魅力の一つは徹底的な対話であり、そのために分科会を設置をしております。  本会議前に約1か月間の事前準備を経て、日中両国の学生が分科会に分かれて議論を行い、本会議最終日の最終報告会にて、議論内容を発表する形を取っており、各分科会は8−10人で構成されます。  参加者は各自の興味や使用言語から 1つの分科会に所属することとなりますが、第44回の分科会テーマは以下のようになります。応募時の参考にしてください。 教育 主な使用言語:中国語、日本語 日本と中国はともに「詰め込み教育」と称される教育スタイルを採用してきた。知識量の多さや基礎学力の強化には有効である一方で、創造性の育成には課題があった。しかし、近年、両国とも教育改革を進め、より創造的な人材育成を目指している。日本では「個別最適な学び」や「協働的な学び」の推進により、生徒の主体性や創造力を引き出す教育を強化している。他方、中国では「双減政策」により過度な詰め込みを抑え、「素養教育」を推し進めている。さらにデジタルを用いて、教育格差を無くそうとしている共通点もあるが、中国では思想教育を強めているなど違いも見られる点が興味深い。受験競争の激しさが創造性育成の障壁としてある中で、知識の詰め込みと創造力の育成をどう両立させるかは、今後の日中両国の教育改革における重要な課題といえる。日中の教育の共通点と違いについて議論をしつつ、両国の教育システムがどのように変化していくかを共に考えていく。 メディア 主な使用言語:日本語、英語 日本と中国のメディアは互いに影響を与えながら発展してきた。本分科会では、「日本と中国のメディアの比較と相互影響」をテーマに、娯楽メディアとニュースメディアの2つの視点から議論する。 娯楽メディアでは、日本のアニメ・ゲームが中国エンタメ産業の形成に与えた影響や、中国独自の進化を遂げた作品の逆輸入による「共創」の可能性を探る。また、文化記号の翻訳や持続可能な創作の構築についても議論を深める。 ニュースメディアでは、日中の報道が時に「架け橋」となり、時に「障壁」となる現状を分析し、報道の偏向やナラティブの違いが世論に与える影響を考察する。中立的な報道のあり方や、メディア対話の可能性を探ることで、相互理解の促進を目指す。 ジェンダー 主な使用言語:日本語、中国語 日本のジェンダーギャップ指数は116位、中国は102位と、両国ともに低い順位にある。日本と中国では、特定の職業や家庭内における男女の役割、アニメ作品が描くジェンダー像、服装や容姿に対する社会的期待が異なる。本分科会では、職業、アニメ、服装や容姿の観点から、社会に根付くジェンダーに基づいた固定観念やジェンダーバイアスを考察する。 両国の学生が議論を通じてジェンダー格差の実態を理解し、両国の優れている点をお互いに参考にしつつ、格差是正への道を探る。 アイデンティティ 主な使用言語:英語 本分科会では、日本と中国のアイデンティティ形成に注目し、それが国際協力にどのように影響を与えるのかを議論する。日本と中国は東アジアに位置しながらも、文化的・歴史的な違いが多く、それぞれ独自のアイデンティティを形成してきた。両国の価値観はどの点で共通し、どのように異なるのか。また、それらの違いが相互理解や協力にどのような影響を与えてきたのかを考察する。 さらに、日中のアイデンティティがアジア全体の枠組みでどのように適応できるのかを探る。政治・経済だけでなく、教育や文化交流、若者同士の相互理解の観点から、国際協力の可能性を検討する。特に、歴史的な対立や価値観の違いを乗り越え、共通の課題に対してどのように協力できるのかを、事例やデータをもとに議論する。 本分科会を通じて、日中両国のアイデンティティの相互理解を深め、それをアジア全体の国際協力の基盤として活かす方法を模索する。 平和 主な使用言語:英語 2025年、世界は第二次世界大戦終結80周年を迎えます。それは日中両国も例外ではありません。この80年、2つの国家は日中国交正常化に始まり、平和と友好、安定を目指して共に歩みを進めてきました。その歩みは、私たちをどこに導いたのでしょうか?また、今後私たちをどこへ導くのでしょうか?平和分科会では、先の大戦の記憶にも触れながら、80年の歩みを振り返り、きたる戦後100年、未来の日中関係を描くことを試みます。 食文化 主な使用言語:中国語、日本語 グローバリズムと産業化の波が押し寄せる中、日中両国の食文化は歴史的な継承の岐路に立たされている。千年にわたり食の対話を重ねてきた両国は、茶道や節句菓子をはじめとする文化を通じて、「食に道を宿す」という精神を共有してきた。中国・北魏時代の農書『斉民要術』に記された古代菓子「粔籹(きょじゅ)」の技法が、日本の和菓子へと発展を遂げたことや、寿司文化がシルクロードを経て各地域の特色を取り入れてきた事実は、食文化が持つ越境的な遺産としての価値を示している。 しかし、現代の食品産業の発展は効率性を追求する一方で、文化の希薄化を加速させている。調理済み食品の画一化は手作りの温もりを失わせ、食品添加物は伝統的な味覚体験を変容させている。さらに、若年層の間では「家庭の味」への理解が乏しくなりつつある。 食文化分科会では、食品工業化の潮流の中で、日中両国の食文化をいかに継承するかを探り、技術と歴史的価値の調和点を模索する。

日本側実行委員

委員長 所属:慶應義塾大学 法学部政治学科 学年:学部2年 使用言語:日本語・英語・中国語 委員長 所属:北京大学 燕京学堂  学年:修士1年 使用言語:日本語・英語・中国語 総務 所属:東京外国語大学大学院 世界言語社会専攻 学年:修士1年 使用言語:日本語・英語 財務 所属:国際基督教大学 教養学部アート・サイエンス学科 学年:学部2年 使用言語:日本語・英語 財務 所属:大阪大学 法学部国際公共政策学科 学年:学部3年 使用言語:日本語・英語 渉外 所属:中央大学 文学部人文社会学科中国言語文化専攻 学年:学部3年 使用言語:日本語・中国語・英語 広報 所属:明治学院大学 国際学部 学年:学部3年 使用言語:日本語・英語

第44回日中学生会議 発足

理念 今年度で日中学生会議は第44回目の本会議を迎えることとなります。同時に、2025年は戦後80年となる年です。日中両国の認識の違いを知ることを恐れずに、実際に自分たちの目で、両国を見て、聞いて、感じて、考えることのできるプログラムを今年は実行委員一同目指しております。従来の分科会の議論に加え、第44回日中学生会議では、日中両国の歴史資料館などの訪問を行う予定です。このような本会議を通じて、参加者の一人ひとりが主体的に、歴史に学び、徹底的な対話を通じて、未来を創出する、日本と中国の架橋のような存在になることを目指し、今年の理念を決定しました。 ロゴ 全体のロゴは、砂時計をイメージをしており、「過去」から「未来」への時の流れやその思いを伝播させることを表しています。 また、2つの半円は、「対話」を表し、相互理解、価値観共有を経て、一人ひとりが日本と中国の「架け橋」となれるよう願いをこめて、作成をしました。